やさしいけんちく

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 坂口舞の
 これまで出逢った「やさしいけんちく」
 これから出逢う「やさしいけんちく」
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予算について考えてみた
家づくりの予算って?

これまで、

「自己資金+借入限度額=家づくりにかけられる最大限の予算」とか、
「月々の返済可能額と返済期間」から予算を決定する」とか、
当たり前の説明をしてきた。


だけど、だけど、
月々の収入を家庭で何に優先的に割りふるかって、
ほんとはとてもあいまいな問題。

家をたてても旅行やお買い物はしたいから、無理はしたくない。
これまで楽しんでいた趣味をがまんしたくないから、家づくりにはここまで。
これまでの家賃以上に払いたくない。。。

そうなんです。
わかってるんです。
だれだって、住宅ローンのために働きたい訳じゃない。

だけど、だけど、、、

だからって、これから一生を過ごすことになる家が我慢の集積であっていいの?
とくにほとんどの時間を家ですごす女性にとって、それは趣味以上の価値ではないの?

たくさんの『?』が湧いてくる。そして・・・
私は、今日、いいことを考えた!!

「家づくりにかけられる予算」=「今払っている家賃以上にはしたくない」

これは、正しい。しかし、

「家づくりにかけるべき予算」
=「今払っている家賃もしくは月々の返済にあてられる金額」+α「ひとつの趣味として(セイカツや家づくり)を楽しむ予算」

こう考えることはできないだろうか?

家づくりの過程は、家族の価値観の確認の場であり、家族の「生きる」モチベーションを上げるものであってほしい。

『+α』がどれくらいなのか・・・は、
家族の自由ですが、考え方をシンプルに、いろんなことを整理すれば、どこかに家計の贅肉はある。
そして、
考え方ひとつで、ぜったいにそれ以上の価値がかえってくると、信じています。

住み継ぐ
東京の都心の風情ある一戸建て。
周辺の土地はマンションに建替えるなかで、
家族で住み継ぐことを大切にされるご家族のための、
増改築のプロジェクトがはじまりました。

とても丁寧な設計による、築30年の木造住宅。

築30年ともなると、建替えた方が早いですよ、、、といいたくなるような建物が多いのですが、この住宅はとてもしっかりしている。凛としている。
手を加えるのがもったいないくらいに。

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実家のまわりの大きな敷地の立派なお屋敷も、どんどんと壊され、
駐車場になるか、ちっちゃく切り売られてちっちゃな建て売り住宅になるか、開発されるか・・・
住み継ぐことが、とても難しい時代。
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新旧の融合。そして、新しい家族の参加。
住み継ぐ、ということの大切さを再確認しながら、きっちりつくっていきたい。
そんなプロジェクトがはじまりました。
楽しい家づくりのたね(あかし)
ワークスのホームページで、たてぬしさんたちの交流がうまれて、とてもうれしい今日この頃。
(詳細はワークストップページより、みなさんの「すみごこち掲示板」をおゆっくりご覧ください)

その昔、わたしがこの仕事をはじめたころ、
「うちあわせ掲示板」として川辺の家の打ち合わせの過程を公開しはじめたのが、
わたしが住宅設計を生業とする、そもそものはじまりだった。

そのころ(若かりし22歳のころ☆)は、掲示板にうかびあがるお施主さんの御要望や先輩の意見に応えるのに必死で、
「公開している」という意識よりも、
いかにそれらの意見をくみとるか、どんなサプライズをつくって、
みんなを納得させるか!?に、ない知恵をしぼってがんばっていた。
新聞に掲載された記事

「川辺の家」の打ち合わせ過程。今、読み返してもなかなか面白い。
でも、このころは掲示板で、うちに閉じられたコミニティであり、
「今から家をたてたい!」と、思い、日々勉強しているひとたちにとっては、まだまだ敷居の高いものだったのかもしれない。

新しくはじまった、たくさんの「すみごこち掲示板」。
会社の面接を受ける前に、まず先輩のところにOB訪問するように、家づくりに期待と不安を抱えるひとたちに、
「家づくりの先輩」が、楽しい家づくりの種をたくさん撒いてくれていて、ほんとにうれしい。
ワークスに設計を依頼していただけるにこしたことはないけど(笑)、
そうじゃなくても「家ってめんどくさい」じゃなく、
「家づくりを楽しむ事」、しいては「セイカツを楽しむこと」。
たくさんのひとたちに、伝わっていくといいな、と思う。

先輩のみなさん、いいところも大変なところもひっくるめて、
これからの家づくりの後輩さんたちに、たくさん伝えてください!
そして、これまで以上に、毎日を楽しくすごす、わたしたちの大切な仲間でいていただけますように。。。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

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これから家づくりをはじめる皆様へ。
「家」や「セイカツ」を楽しむ事。夢を広げる事、実現する事。
ひとと協同する事、信頼する事、はっきりと意見をいうこと、
できることとできないことを知っていく事。
家づくりをとおして、たくさん、たくさん、学ぶ事があります。
想い通りにならないことも、ときにあるかもしれませんが、
ぜひ、どんな局面も楽しんでください。
そして、「ものづくりびと」のもつ職人魂を奮い起こさせるような、スーパーたてぬしさんになってください。
どうやったら、なれるかって?
ものづくりびとは単純だから、「期待してます☆」のひとことで、いちころです。。。よ(・e・)(泣






3度たてないと、いい家はできない!?
こんな言葉が、通説のように扱われています。

悲しいことです。
私、、、とんでもない!!!って、常々思っています。

だって、ふつう家づくりって、一生に一度あるかないかの大イベントです。
とても経済的に恵まれていたり、なんらかの事情があったり、
とても知恵があったり、パワーがあったりして、一生に2〜3度、もしくはそれ以上家を建てる方も、もちろんいるでしょう。

しかし、だったら、何度たてても「たててよかった」と、思う家をたててほしいと思います。そして、ちゃんと考えれば、妥協せず、いい家づくりのパートナーを選んで、きちんとつくれば、それは可能なことなのです。

だって、考えてもみてください。
気に入らなければ売ればいいと、壊せばいいって、
たとえ経済的に余裕があっても、それは地球にゴミを残すということなのです。

建物は、個人の所有ですが、街の資産でもあります。

ヨーロッパのひとびとが、長期のバケーションをとっても、ハードワークすることなく、楽しく人生をおくれているのは、「住」の文化が豊かだから。。。

住み継ぐことを、知っています。
残し、活かすことを、知っています。

わたしたちの家賃や住宅ローンが、ない(もしくは少ない)生活ができたなら。。。
もっと、ライフスタイルに変化が表れるような気がしませんか?

家は、たとえ1回でも、予算がなくても、
十分満足する家が建てられます!「愛着」と、家を育てる・街を育てる気持ちさえあれば・・・そして、「足るを知る」ということ。
足りないものを、足せる工夫をできること。
そう考えるひとをもっと増やさないと、日本の街は豊かになりません。

これ、ぜったい覚えておいてくださいね(・e・)
テストにでますよ〜




遊び心
先日、はじめてお打合せした建て主さんとのお話のなかで、すてきなご要望をいただいました。

「こどもたちの記憶にのこる家をつくってもらいたいんです」

ワークスには「遊び心」をかんじたので、依頼しましたとのうれしいお言葉(・e・)

ありがとうございます。
心に刻み込んで、プランがんばります!
ブランディング
ワークスは、あと3ヶ月で創業24年目に突入します。
25周年には、なにかイベントをしたいと考えているから、あと2年。
先のようであっという間。どんな2年になるでしょうか、楽しみです。。。

大きなイベントは、再来年までのお楽しみとして、、
夏には、毎年恒例の花火大会に加え、今年はスタッフBさんの結婚式やワークスOBのYさんの結婚式やら、めでたいイベント続きです☆

そんななか、実務に一生懸命取り組みつつも、
ワークスでは水面下で、あるプロジェクトが進んでおります。
ワークスブランディングプロジェクト。

CIVIプロデューサーのNさんの分析・指導・デザインのもと、
ワークスとはなにか?ワークスがするべき仕事とは?
ふだんぼんやりと心にとめつつも、きっちりと整理できていなかったことを、整理する。
自分と向き合う。なかなか、しんどい作業であり、しかし、わくわくします。
ぼんやり考えることと、きっちりアウトプットすることの、大きな違いを身にしみて感じています。

設計の仕事って、
「家づくり」や「医院やお店の開業」のお手伝い等、
つねにだれかの「ブランディング」の大きないったんを担った仕事だと思います。
家族をブランド化する必要はないですが、住宅の設計って、家族のいいところ探し、
特徴探しからはじまる気がします。
医院の設計だって、そう。
先生の診療方針、患者さんの層、スタッフが大切にしているルールなど、
その医院がどんな診療をおこなってきて、どこを目指しているのかを、客観的に分析し、
プランニングに入ります。

なのに、なのに。。。
自分のことって、いちばんわからない。
そして、ついついあとまわしになってしまうんです。

そうなんです、でも、きっとみんなそうなんだと思います。
だから、設計者やデザイナーのしごとって、あなたはきっとこうじゃない?
と、そのひとがうれしくなるようなことを示したり、そして「そう、それを待ってたんだ」ってうれしくなるような形を提示する、
そんな占い師みたいな仕事のような気がしてます。

今日も、わたしを信頼し、設計を依頼してくださいるクライアントさんたちの「ブランディング」の一端を担いつつ、
わたしの信頼するデザイナーに自分たちをブランディングしてもらう。

「家づくり」=「ブランディング」=「自分(家族)を知ること」

なにか、大切なことが隠されいる気がしてきてます。



WORKSたてぬしさん同士の交流
1月は住宅の実施設計が3つ進行しておりました。
みんな必死で仕上げた結果、どれもいい住宅に仕上がっています。
現在、見積もり調整中。夏頃には同時に竣工しますので、
オープンハウス、楽しみにしていてください。

オープンハウスといえば、
先日竣工した「ばんこの家」には、
設計進行中のたてぬしさんたちもたくさん参加していただきました。
そしてなんと、同時進行中のたてぬしさん同士が偶然にもお知り合いだったということが判明(・e・)
同時期にご近所での建設ということで、
同じ工務店さんに施工していただいてコストメリットをだそう!と、盛り上がり中です。。

そして、ワークスの家作りの大先輩、「まちかどの家」のたてぬしさんにも参加いただきました。
見学中の会話はこんなかんじだったらしい。。。

worksスタッフ「あ、あちらがまちかどのたてぬしさんです」
まちかどの家たてぬしさん「あ、どうも」
ばんこの家たてぬしさん「ああ!まちかどさんですか!」
まちかどさん「はい、はじめまして、ばんこの家のたてぬしさんですね」
ばんこさん「すみごこち掲示板、いつもみてますよ・・・」
・・・・

はじめてだけど、なんだかずっと前からしってるような不思議なかんじかもしれませんね。

現在現場進行中のたてぬしさんからも、打ち合わせ掲示板の作成依頼が増え、
いっときのいたずら書き込みに屈せず、HPをリニューアルした介がありました!

わたしの停滞していたブログも、すこしづつ復活していく所存です(・e・)
ペーパーレス!
わたしたちの仕事場では、

平日のお昼間は、
現場に足を運んだり、
図面や資料をつくりながら、
現場とのやりとりや図面のやりとり、
電話のやりとりや、スタッフ間のやりとり・・・と、やりとりにおわれる。

平日の夕方、
やっと電話が落ち着いたあたりで、
「どっこらしょ」と腰をおちつけ、黙々図面や考え事にとりかかり...

土曜日は、基本的に住宅のたてぬしさんとのうちあわせが、
ぎっしりつまっており、
午前・午後と何段階かにふりわけられます。

*********
で、その土曜日のあいまをぬって、
「ワークスデザインミーティング」なるものをおこなっているのですが、
これはそのときによって、テーマは様々。

日常業務におわれて、あとまわしにしてしまってる、
次なる課題やプロジェクトについてのあれこれ。

現在進行中のデザイン案件について、担当者が皆を納得させるまで話す、
あれこれ。

企画ものの段取りについてのあれこれ。

漠然と、あたらしいアイデアを語るあれこれ。などなど。

************
昨日は、
ワークスの夏の風物詩でもあります、花火大会について議論がはじまりました。

これは単なるイベントの企画ではなく、
花火大会を経て、毎年リニューアルをしているワークスにとっては、
最重要経営会議とも言えるものなのです。

で、決定された今年のテーマは3つ。
?事項ですので、すべては語れませんが、
大きくオフィスを模様替えします。
そして、
今年のワークスは「ペーパーレス」を目指します!
HPリニューアルにむけて、ネットワーク環境も一新いたします。

これから、夏本番。力をあわせてがんばります。

ちなみに、今年の花火大会は、
「大濠花火大会」ではなく、「舞鶴花火大会」を予定しております。

8月26日(土)です。
なぜなら、こっちのほうがワークスからよく見えますし、
土曜日です。

お間違えのないよう、よろしくお願い致します。
デザインしたいのではなく・・・
「デザインしたいのではく、
   デザインの可能性を信じたい。。。」


そんなことを、よく思いますし、ワークスのコンセプトでもあります。

デザインのためのデザインではなく、
デザインのおかげで、
なにかが少しいい方向にむかったり、だれかがちょっとうれしかったり、そんなこと。

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最近、たてつづけにいくつかの企画の話がありまして、
いくつもたてつづけに試行錯誤していたら、
だんだん頭がこんがらがってきました。

どのプロジェクトにも、
おっきな大切なものがどかんどかんと転がっている。
わたしは、そのなかでそれらのコンセプトに「かたち」を与えるものとして、
参画するかどうか。。。


「けんちく」の重みをひしひしと感じます。

そのことについて、
重く捉えすぎても、軽く捉えすぎても、
いけないのだと思っています。

重く捉えすぎて、身動きとれなくなっては、なにもかわらない。

でも、軽く捉えすぎて、長いものにまかれるのでは、自分の意味がない。

ちいさなことから、
すこしづつ積み上げていくこと。

ちっちゃなひとつひとつの問題に、
すこしづつすこしづつでもいいから、
答えをみつけていくこと。

今は、それしかできないのだと思います。

ゆっくりだけど、なにかがすこしづつひろがっていく音が、
きゅるきゅるきゅる・・・と、聞こえてきそうです(・e・)
リアル掲示板

works HPリニューアルに向けて、事務所内は盛り上がっています。
でも、通常業務をとどこおらせるわけにはいかないので、
みんながふと、息抜きにアイデアをだせるような環境をつくろう・・・

ということで、
FACEの佐々木さんにつくっていただいた会員制バーチャル掲示板と並行して、
ワークスのミーティングテーブル上にリアル掲示板を設置しました。

これは、お茶休憩やお菓子休憩をしながら、
アイデアがどんどんでてくる(はず!)という便利なコーナー。

付箋紙は、なにげに、とりとめもなくいろんなことを考えるのに、
とっても便利。

お手本にしたい本たちも、いろいろ集めたので、
かなり「想い」は伝えられる気がしてきました。。。
ほんとは、ミーティング風景を動画で中継しようと試みたのですが、
容量がおもすぎて、失敗しました。。。。

スナフキンさん、ワークスの気合いは、ばっちりです!
次回打ち合わせ、よろしくお願いします♪

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昨日は、急遽ワークスお花見しました。
場所取りもばっちり。今日で、きっと散ってしまいますね。
ギリギリセーフの、とてもきれいな桜でした。。。