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昼のひかり創り人
先日、
クライアントさんのお兄さんの息子さんに(ややこしい・・・)
「あたらしいpacoつくりびと」と呼ばれ、(pacoは設計中のお店の名前です)
なんだかとてもうれしくなってる坂口舞です。
*****
ちょっと、すてきな名前だったので、
わたしの大切なブレイン照明デザイナーさんにも、
おそろいの名前をつけてみました(・e・)
*****
彼はいつも、
わたしが「ひかり」に困ったときに、
ふっとあらわれて魔法をかけてくれます。
彼はいつも、
「ひかり」の裏にある「かげ」について思いをめぐらせています。
彼はさいきん、
夜の「ひかり」には興味がなくなった、
昼の「ひかり」に挑戦したいんだ。
って、言っています。
****
照明のデザインというと、
「照明器具」のかたちそのものをイメージしてしまう方も多いと思います。
最近はシャンデリアブームで、いろんなデザインのきらきらして照明が、
まちを彩ってますね。
でも、
「照明デザイン」≠「照明器具」
「照明デザイン」=「光の質のデザイン」なのですよ。
という意味を、
しかと体感させてくれたのが、福岡在住照明デザイナーの山本さん。
太陽とひとの行為が連動しているように、
ひとの動きにあわせた光をつくることが大切、と教えて下さいました。
今ではすっかり、「ひかり」を超えたいろんなアイデアを伝授してもらっています。
夜の「ワンマンショー」的な光だけでなく、
太陽とのコラボレーションで、これからさらに魅せてくれることでしょう(・e・)
わくわく。
写真は、最近いっしょにお仕事した歯医者さんのインテリアです。
「構造」のおにいさん
とある構造設計事務所の構造計算書偽造問題が、
巷を騒がせていますね。
おなじ、「ものづくり」にかかわる人間として、とても悲しいニュースです。
でも、現状の建築法規にのっとった壁量計算をされた木造住宅が、
地震実験で2秒で崩れた・・・
という、恐ろしい話もまた事実です。
いろいろな意味で、「けんちく」の構造が見直される時期が来たのかもしれませんね(・e・)
*******
「けんちく」は「ものがたり」だとか、なんとか書いてきましたが、
やっぱり「けんちく」は地面の上に「ある」ものであることは否めません。
「ある」からには、そこで安全に建っていてくれないことには、
「ものがたり」も生まれません。
わたし自身、
学生時代は「構造」の分野は決して得意ではありませんでした。
でも、大学院に進学したての頃、すてきな
構造のおにいさんとの出会いによって、
わたしは「構造」好きになってしまいました。
*******
出会いは事務所の掲示板。
そのころすすめていた「川辺の家」というプロジェクトの掲示板に、
見知らぬひとの書き込みが・・・・
「もっと構造的なコンセプトを明確にした建築にしていくと、おもしろいと思います。
挑発的な文章・・・
なにをお〜?
と、思いつつ、具体的にどうなのよ?
というメールを返し、その返事と彼の作品写真をおくってもらい、、、
と、何度かやりとりしているうちに、
「一緒に仕事してみたいなあ」と思うようになってました(・e・)
で、新しい歯医者さんのプロジェクトが始まった時!
「チャンスだ!」と思って、プランと意匠コンセプトを添付して、
構造提案をしてください、という主旨のメールを送りました。
一週間後、
構造のイメージCGが送られてきて、
当時のプロジェクトメンバーにわたしからプレゼンテーションして、
即、
「この構造デザイナーとコラボレートしてみよう!」という話になりました。
そのまた一週間後、
沖縄からはるばるワークスの事務所を訪れてくれました♪
「構造設計」という響きからすると、ちょっと拍子抜けしそうな親し気な表情。
「おきなわ」の太陽の似合う、とても元気なオーラのひと。
**********
彼と「仕事をしたい!」と思った理由ベスト5を思い出すことにします(・e・)
1 わたしは負けず嫌いです。売られたけんかは買います?(笑)
2 彼のこれまでの仕事。これまで雑誌でしか見たことなかった建築を、
彼が担当していたので、正直びっくりしました。
3 東京でばりばり働いてたけど、子育てのために「おきなわ」に帰って独立しました。
という、ライフスタイルに共感を覚えました。
4 好きな建築家が、わたしと同じ「アルヴァ・アアルト」でした。
5 あ、もちろん。構造の提案が、すばらしいのです。
安心感のあるそして軽やかな構造です。
**********
日本の法律では、
構造計算における係数が、
東京を1.0とすると、福岡は0.8とされています。
福岡は地震の少ない地域だから、です。
これについて、構造のおにいさんのコメント(・e・)
「地震があるときはフクオカだからって、2割サービスで『そろっと』きたりしませんからね。来る時は、100%でやってくるんですよ。地震のやつだって。そんなに気はききませんから。沖縄の係数は0.7だけど、ぼくはどこでも×1.0でやってますよ。」
**********
そして、構造は体で覚えろ!と、わかりやすい構造模型をつくってのプレゼンテーション。
「ほら、ここ押してみて。ここに力がかかると、よわいでしょ?」って。
法律をまもって、計算があってるだけではだめなんですね。
日本の棟梁がもっていたような、力学的なセンス。
「どこに力がかかるのか。どの部材がふんばるか?」
など、「構造」も「ものがたり」と言っても過言ではない!!
(・e・)(・e・)(・e・)(・e・)(・e・)
わたしはひっそり、企んでいますよ。
NHKのこども向けの教育番組で、
彼にオーバーオールを着せて、
「は〜い、みんな!両手をのばして、ゆらゆらしてごらん☆
これがぼくが発明した『バランス構造』だよ〜。」
とかいいながら、
「構造のおにいさん」としてデビューさせることを!!♪
「けんちく」のはんい?
わたしは「けんちく」の設計をしながら、
インテリアコーディネーターを育てる学校で「けんちく」の先生をしております。
で、意外にも、生徒たちがこのブログを読んでくれている、
ということが判明し、
ちょっとはためになることをかかなね・・・
などと意気込むと、昨日の夜は筆がすすみませんでした(・e・)
・・・ということで、また開き直って気楽に書くことにします!
*********
昨日は、その学校のカリスマ校長の講演を聞きにいってきたのです。
そのあとの懇親会で、
「けんちく」と「インテリア」の「こらぼれーしょん」という話になりました。
生徒たちの質問・・・
→どこまでが「けんちく」のしごとですか?
→コーディネーターの存在価値はなんですか?
→「けんちく」と「コーディネーター」どちらにすすんだらいいか悩んでます。
→「けんちくや」もインテリアのしごとするじゃないですか。
→「けんちく」と「インテリア」をつなげるようなしごとがしたい。
などなどなど、みんなほんとに熱心で、すごいなあ、と思います。
・・・でも、その議論については、
やっぱりひとこと言わせて下さい!
「けんちく」と「インテリア」の区分。
これは、あくまでビジネスとしてであり、
「デザイン」としては分けられないということ。
じぶんの「つくりたいなにか」(かたちじゃないかもしれないし)があって、
それを実現するには「どの部分」を受け持つのが都合がよいか。
と、いうこと。
「つくりたいなにか」があるひとにとっては、どんな部分も楽しいし、
「つくりたいなにか」がないと、どの部分をとっても、つまらないんじゃないかなあ。
と、思ったりするわけです。
で、「けんちく」と一言でいっても、
建築家とよばれるひとが一から十までひとりでつくってるわけではない。
クライアントとコラボ、
事務所内のスタッフとコラボ、
設備設計とコラボ、
構造設計とコラボ、
照明デザインナーとコラボ、
ciデザイナーとコラボ、
インテリアデザイナーとコラボ、
ときにはパースやさんもコラボ、
大工さんとコラボ、
家具職人とコラボ、
左官屋さんとコラボ、
(でてきてないひとごめんなさい。もっともっと、いろんなひととコラボ☆です。)
*「コラボ」って言い過ぎて、
何日か前の日記の「コブラ」を思い出しました(・e・)
で、「けんちく」が全体で、
「インテリア」が部分か・・・というと、そうではない。
全体も部分であり、部分が全体を決めることもアル!!
ちょっと、
気楽に書きはじめたのに、あつくなりすぎて、疲れてきました。
ということで、
ようは「つくりたいなにか」をみつけてほしいな☆ということです。
そして、どの部分を受け持つかは、ゆっくり考えればいーんじゃない?(・e・)
追伸:柄にもなく、短距離走を一気に走ったような気分です・・・
わたしにとっても、刺激的な週末でした・・・ということで。
再追伸:そういえば、生徒たちのあいだでタクマくんのブログirmaが、
はやくも話題となっていました。
きっとタクマクンなら、わたしのこの短距離走のような文章の内容を、
もっと「さらあっ」と伝えるんだろうなあ、とか思いつつ。
おそるべし、ものがたり師・・・
けんちくは「ものがたり」
いつも、あたらしい仕事がはじまると、わくわくします(・e・)
どんなプロジェクトにして、どんなメンバーで、どんなふうに進めようか?
それが決まるまでに、いろんな思いをめぐらせる。
いろんなひとの意見を聞く。
「ものがたり」を組み立てていく・・・
今回は、さらにまったくもって、「あたらしい」ジャンルの仕事。
改装工事は、別にめずらしくない。
店鋪の設計もいくつか任せていただいてきた。
でも、今回のプロジェクトは「スナック」!
これは、はじめての経験・・・(・e・)
しかもパートナーは、「スナック」には行ったことない、
という癒し系グラフィックデザイナー。(♂)CIデザイン担当。
打合せ中、つい口から出た言葉が・・・
「えっと、わたしたち人選ミスじゃなかったですかね・・・」
すみません。冗談です。
プロとして、こんなこと言うべきでないことは、わかってるんです・・・。
でも、このクライアントさん。
「ちがうんです。先入観がないひとがつくるから、差別化がはかれるんです。」
かっこいい(・e・)☆☆言い切っていただきました。
しかも、そうでした。この癒し系デザイナーさん。
「ものがたり」の組み立てにかんしては、「天才」なのでした。強力パートナーGET!
私の発言、撤回します!
人選ミスではありません!!ありがとうございます。全力でがんばります。
よぉぉーし、この期待に応えるべく、
イメージトレーニングしております・・・。
*****
夜、にぎわいをみせる繁華街・・・
常連さんが、お店の扉をあける。
「からんからん」
「いらっしゃい」
お互いの気配は感じつつも、
まだお互いの姿は見えない。
そのうち、
扉をあける音で、
「あ、きっと○○さんやね」なんて、なってもいいかも・・・。
少し、すいこまれるような通路をとおって、
やっとすてきなママさんの笑顔に会える・・・・ほっとする。
繁華街のなかにいるとは思えないような、ゆったりした空気。
たのしそうな笑い声。
ぼんやり足下を照らす路地裏の坪庭・・・
・・・・
********
・・・・・んんん。
もすこし、物語が必要・・・
ままさんの想いは、これまでずっとあたためてきて、
やっと形になりかけた、もっと深いものがあるはず・・・
これまで、どんなお店で働いてきて、
どんなひとたちと出会ったのかな。
明るい笑顔とすてきなたちふるまいの背景に、
どんな想いを重ねてきたのかな。
お店に来るお客さんには、
このお店にどんな愛着があるのかな。
・・・・やっぱり、営業中のお店にいかなきゃです(・e・)!!
ままの働く姿を早く見たい。
ものがたりのつづきはこちらで。
*********
そしてそして、
わたしは「もてなしのこころ」をリアルに体感すべく、
いつもWORKSを応援くださる愉快なおじさまに
中洲のいちおし「おされな」スナックにつれていってもらう約束をこじつけました(・e・)
「spiral」上原ひろみ
土曜日、元気のでるピアノをひくジャズピアニスト、
上原ひろみさんのライブにいってきましたよ!
もともと好きで、CDでは聞いてたけど、
ライブはちがいますね。ド迫力(・e・)!!!
ピアノにあんなに魂をこめられるものなんだなあ、と。
歌詞がないのに、そのときの感情がすごくリアルに伝わって、
ある意味、ちょっとショックでしたよ?かっこよすぎ!♪
彼女の「スパイラル」のコメントにもあるように、
「忘れようと思っても、忘れたころに戻ってきたり、
変わろうと思っても、変わらない自分がいたり」
いろんな渦にまきこまれる「自分」を弱さも強さもひっくるめて、
正面から向きあう姿勢に、めちゃめちゃパワーもらいました。
即興でおたがいのリズムをつかみながら演奏する「ジャズ」。
ジャズをしている、というだけで、
すごいなあああ、といつも尊敬のまなざしなのですが、
上原ひろみさんのトリオスタイルは、ほんとに魅力的なチームワークでした。
今回のライブのテーマでもあったみたいなんだけど、
ピアノもベースもドラムも。どれもメインになるようなパラレルな演奏♪
なんだかんだいってもピアノがやっぱりメインなんだけど。
ベースやドラムがメインになるときは、
ほんとに愛おしいひとを見るようなまなざしで、
バックにまわって盛り上げる。
なんかね、
お互いの気分を確認しながらもりあがっていく演奏を聞いてると、
ちょっとだけ恋人たちの会話を盗み聞きしてる気分にもなりますよ(・e・)
あんな呼吸で、ものづくりができるって、すばらしい!みならいたい!
ひろみさんの印象は、
まっすぐで、いたずらっぽい感じで、いさぎよくって、気持いいひとだな。って。
素直に思いました。
*******
で、
誘ってくれた大学の友であり、建築家のSクンと、
(sくん、ありがとお♪)
こんなに魂こめてしごとしなきゃねー、っとかいいながらごはんをたべて、
「けんちく」でいうと、完全燃焼する「ライブ」という舞台はどの部分にあたるのかね??
なんて話になって。
音楽だって、作曲して、練習して、って地味な時間もいっぱいすごすわけでしょ?
で、最後にばあああってライブでパフォーマンスして、自分もたのしくて、
観客を魅了して・・・・
じゃあ、けんちくは・・・・?
舞:引き渡し?
S:いや、お祝の会でもすればもりあがるけど、業務的にはめっちゃ地味やろ。
舞:現場かなあ?みんなでつくっていくあくせくしてるあのかんじ??
S:いや、長すぎるやろ。
舞:じゃあなんなのさ。
S:おれは、プレゼンテーションやと思うね。
いろいろ線ひいて、下調べして、絵を描いて、思考錯誤して・・・
「これだ!」と思って、クライアントにはじめて見せるときがオンステージやね。
舞:なるほどー。
そうですね。
オンステージがいつにしろ、
つねに舞台にたっているつもりで、
クライアントを魅了できるような「けんちく」やさんになりたいものです(・e・)
雨男のスナフキン
今日は仕事場にスナフキンさんがきた。
スナフキンさんには、いっつも雨がくっついてくる。
でも、手作りぼうしに、傘がお似合い。
仕事を終えたスナフキンさんに、
「いっしょにお昼でもいかがですか?」
と、お誘いすると、
「いえ、そろそろ渡り鳥がやってきますので。ちょっくらあいさつにでもいってきますよ」
と。
そして、
「あ、そうそう、忘れていました。おみやげです。」
と、
かぶっていたぼうしの中から、ちいさなブーケをとりだして、
雨の中、お堀のなかに消えていった。
********
とでも、
日記に書きたくなるような、仕事仲間がいる。
スナフキンさんの正体は、
福岡在住の癒しのグラフィックデザイナー。
彼は、ワークスの平穏な職場のなかで、
ひそかにブームを巻き起こしている・・・。
*日記の内容は、ほぼ実話です。(多少脚色していますが、ご理解ください)
*このブログの「ひと」カテゴリーでは、坂口舞が日々影響を受けている
ただものではないひとを紹介していきたいと思ってます。
こむらがえり
今日は、足がつって目覚めました(・e・)
「こむらがえり」って、いうんでしたっけ。
まだ寝ぼけていたので、
いつもなら迅速に対応できるはずのストレッチが思い浮かばず、
けっこう長い間、悶絶しておりました・・・・
「こむらがえり」の対処法・・・
佐世保まで運転というのに、
一日中つり感は残ったまま。運転中につったら、いやですよね...
*****
ところで、
ワークスのエース「きどたかし」は、
生まれてこのかた○十年、「こぶらがえり」って思ってた!!
ふくらはぎが「コブラ」みたいだからじゃないんすか!!
などとと、面白いことを言ってのけたので、
「なわけないじゃん!」
と、ばかにしていましたところ、
なんと!
「こぶらがえり」も正しかったです(・e・)!!
「こむらがえり」の語源
でも、
キドタカシ君。
ふくらはぎが形が「こぶら」みたいだからじゃ、ないみたいだよ...
そして、
ふくらはぎの形が「こぶ」みたいで、
その複数形の「こぶ」+「ら」っていう語源もなんと強引・・・
今日は「けんちく」には、むすびつきそうにありません(・e・)
健康まめ知識でした。おやすみなさい
「自分のしごとをつくる」西村佳哲
一週間にして、「毎日更新!」と宣言したことを、
かなり後悔しはじめているマイです。
今日は、おとなりの美容師(店長)さんとキドタカシと、
あつい、はりはり鍋に舌鼓をうちながら・・・
「はたらきかた」について、あつい(?)議論になりました。
その美容師さんは、ワークスのみんなのヘアスタイルを一手に引き受けてくれている、
素敵な女性です☆
いわば、ワークス専属(?)スタイリストさんですね(・e・)
そしてそして、ワークスが店鋪の内装を担当させていただいたので、
クライアントさんでもあるわけです。
違う職業のしごとの話を聞くのは、いろいろと勉強になるし、おもしろいですね〜。
仕事柄、いろんなひとの「しごと」にたいする思いやポリシーを、
聞かせていただく機会があるので、
その度に、「ほほー(・e・)」と、その理念に惚れるのです。
惚れ込んで、はじめて、そのひとの「つくりたいもの」を理解できて、そのお手伝いができる。そんな気がします。
最近であった飲食店のママさんにも、まさに!惚れました。
サカグチ・フクシマ共々惚れて帰ってきてしまいました。
(ふたり揃って、惚れっぽくもあるのですが・・・)
職種が違うだけで、すてきな仕事をしているひとには、
共通の安心感があるなあ、って、つくづく感じます。
「だれかをよろこばせたい」「なにかを表現したい」「なにかをつくりたい」
この「なにか」をもっているひとは、強くてやさしいのです。
そして、そんなひとたちは共通して、
「なにをつくるか」そのものよりも、
「どうつくるのか」を、とても大切に考えているのだな、と思いました。
*******
こんなとき、読みたくなるのが西村佳哲さんの「自分のしごとをつくる」という本。
「どうつくるか?」の、すてきなお手本がぎっしりつまった本です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794965850/250-7434643-7274602
「けんちく」のひとつひとつの仕事を、
大切につくっていくのはもちろんのことだけど、
その「けんちく」がうまれるベースとなる、「じぶんの仕事場」を、
どんなふうに、つくっていくか。
これは、一生のテーマですね♪
*******
と、長い長い言い訳をここに残して、
「事務所の模様替え計画」を水面下で計画中のわたしです...(・e・)
ARABIAのティカップ
最近のちっちゃなしあわせ。
ARABIAのティーカップで、大好きなミルクティ(・e・)
うちにすみついているかわいいドラえもん(妹)。
料理好きの彼女のため、という口実で、好きな器を集めることにしました。
妹のいれるミルクティは、ほんとうにおいしい♪
**********
3月の地震で、けっこう食器が減ったけど、
お気に入りのはほぼ無事だったという、
飼い主に似た、うちの食器たちの「生命力」。
あ、「生命力」、という基準でものを選んでみると、たのしいかもと思いつきました(・e・)
いや、意外に、わたしはすでにそんな「ものえらび」をしていたのかもしれない。
「このARABIAのティーカップは、繊細そうだけど、けっこうちゃっかりしていて、
愛され上手だな。」とか。
「ふむ、この麻のシャツは、手はかかりそうだけど、
10年はわたしの機敏な(!)うごきにタフについてきそうだな。」とか。
いちいちそんなコメントをつけながら、
(物欲にいいわけをしながら)ものを選ぶっていうのはいかがでしょう?
みなさん、気が向いたら「生命力」で、ものえらび♪してみてください(・e・)
「優しい音楽」瀬尾まいこ
えっと、このブログのタイトルはこの本からインスピレーション♪もらいました。
「やさしい」って、かなりあいないな表現だけど、
わたしのなかでは「やさしい」=「つよい」+「やわらかい」。(強引)
瀬尾さんの3つの短編で、ものがたりを奏でる主人公は、
みんな柔らか強い。
不安にならない程度にゆるぎ、窮屈にならない程度にまっすぐ立っている。
普通なら、軽くへこんでしまいそうな、
下手したら「火曜サスペンス」のようなどん底の空回りになりかねない状況下、
主人公たちは、「こんなもんか」とゆるやかにそしてまっすぐに波にのっている。
「けんちく」もきっと、ものがたり。
主人公がゆるやかにゆるぎつつ、まっすぐ立ってくれているほどに、
「やさしいけんちく」ができあがる、そんな気がする。
主人公が自由にゆるぎ、体制をたてなおすフィールドを、どんなふうにつくれるか。
それを考えるのがわたしたちの仕事なのかもしれない。
これから、
どんな主人公に出会い、
どんな「ものがたり」が生まれるかと想像するだけで、
やっぱりわくわくしてきた。