やさしいけんちく

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 坂口舞の
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学生デザインレビュー2009 について

伊東豊雄氏設計のぐりんぐりんにてのレビューの様子。(撮影:末広先生

びっしりスケジュールの2日間でした。
学生の頃、応募側で参加していたときとはまた違った見方ができ、感慨深くもありました。
たくさんの刺激を受けつつ、でも、普段自分が考えていることが言えたかなあ、
いや伝えられなかったなあ、とたくさんの反省。

かなり短い時間の間に「きらっ」と光るアイデアやカタチをみつけなくてはならないため、選ばれる作品はインパクトや存在感、表現の美しさで勝ち抜く。
クリティークのまな板にのった作品は、社会性のあるテーマだったり、いいカタチをつくる手法だったり、個人の繊細で絶妙な感性だったり、建築家としてのトータルバランスだったり、選ばれた理由もさまざま。どれも、すごいなあ、力作だなあと思う。でもある意味どれも、似通っているというか、みたことのある気がして、心にひびかない。

わたしの知りたかった、今の学生の考える「けんちくにたいする眼差し」って、パネルをじっくり見て、じっくり話して、じんわりと伝わることも多かったはずだ。(それでも、この仕事は「一瞬」で相手に伝えることをトレーニングしなくてはならないから、じんわりではだめなのは当然なんだけど。)

でも、自分のなかでもんもんとしてしまって、ほんとはいいこと考えているのに、
「自分には向いてない、だめなんだ」って思ってしまったら、どんどん「建築」の業界自体がだめになっていくと思う。
ちいさなけんちくで変えて行ける力とか、一気につくるカタチだけではなく徐々に変わって行く風景、みたいなものを、もっと評価したかったなあ。
みつけきれなかった。ちいさなけんちく!自信をもって、もっと目立ってくれ!っていう気分でした。

クールでスマートな東京の学生と、ストレートで熱い九州の学生?最後はそんな戦いにすりかわってしまって。。。
今後の時代を生き抜くのは、クールでスマートな東京の学生だけでなく、
ストレートで熱い九州の学生でもあってほしい(・e・)

そんなことを考える機会を与えてくださり、運営に熱意をもって取り組んでいただいた、九州大学の学生の皆さんとJIAの先輩方に感謝です。
そして、司会の土居先生、クリティークの伊東豊雄さん、佐藤淳さん永山祐子さん、ヨコミゾマコトさんのきれのある視点、勉強になりました。学生さん同様、わたしも進歩しなければ、、、です。

あ、お気に入りの「テント」の写真とってくるのを忘れた・・・
けんちくのはなしvol.2
けんちくのはなし第二回のおしらせ。(ぎりぎりですみません)

日時:3月19日(木)19時?21時(終了後懇親会)
会場:ミスターフローリング事務所
会費:1,500円です。

お問い合わせ先:ミスターフローリング「けんちくのはなし事務局」
        092−273-1600

プレゼンテーターは、
MAY設計の上瀧さんと佐賀大学の平瀬さん。
ゲストにNKSアーキテクツの末廣さんをお迎えしてお送り致します!

組織設計事務所の建築家と研究室をもつ準教授のアトリエ事務所の建築家。
おもしろい、おはなしが聞けると思います。
学生デザインレビュー2009


日時:3月21日(土)22日(日)
場所:アイランドシティ中央公園。伊東豊雄さん設計の、ぐりんぐりんです。
学生のみなさんは、1、2年生でも必見のイベントだと思います。

わたしが学生のころ、かれこれ10年くらい前、
「ハコニワキット」というコンセプトでレビューに応募し、発表する機会をいただいた。
今度は、レビュー側にたって、このイベントに参加。



●批評/評価
うれしい反面、「レビュー」という言葉は荷が重いなあ。。。と思っていた。
学生時代、先生たちからの批評は、一言一句覚えていたりするものである。
褒められても、いたいところをつかれても、心に残った言葉はたくさんあるし、
それらは仕事をはじめても支えになっていたり、たちかえるところになっていたり、恐れになっていたり(笑)。
自分のことでいっぱいいっぱいな私、ひとにあれこれ批評する立場か?と。


●継続
でも、昨年のデザインレビューの記録誌の編集後記を読んで、
このイベントをたちあげた先輩方の想いにきちんと触れて、そんな考えは改めた。
デザインレビューの卒業生が、クリティーク席にすわることの意味。
それはその10年かそこら、イベントをしっかりと支えて来てくれたひとたちがいるということ。
大変な苦労を抱えながら、建築の発展、学生の希望、福岡の元気のためにアイデアを出し、日本の各地域にも広げ、これまでつなげてくれたということ。
そのことについて、きちんと理解しなければいけないし、感謝しなくてはいけない。
そして、次につなげなければいけない。

●ひろう
学生時代、「けんちく」の世界は夢のあるしごとだと信じていた。
今も信じているが、「社会のあたりまえ」におしつぶされそうなこともよくある。
私は、このデザインレビューで、「あたらしい社会のあたりまえ」を発掘できたらいいなと、思う。
とてもキラキラした個性や斬新なアイデアのなかに、
どこかで「そんなのがふつうになったら、新しいスタンダードになったら、いいよね。たのしいよね」
って思えるような、そんな原石を「ひろい」に、いきたいと思う。

かもめ食堂みたいにリフォーム?
東京リフォーム第二弾(・e・)

今回は、「かもめ食堂みたいにしてください」とのオーダーでーす。
とても明るいクライアント夫婦です。

そういえば、映画「かもめ食堂」や「めがね」のフードコーディネーターの飯島さん
がほぼ日イトイ新聞で連載していたレシピ本が発売ですね。

ハンバーグをこのレシピ(ダウンロードできます)でつくったことがありますが、
たかがハンバーグとあなどることなかれ・・・
とってもおいしくできました。とくにソースがおすすめです。

と、たまには''主婦''であることもアピールしつつ。
じつは、暴飲暴食で胃腸炎になっている、オーバーさーてぃーです。
今日は胃にやさしく、豆乳鍋です。しばらく、飲酒はがまんです〜